中国の第1~3四半期(1~9月)の全産業対外直接投資額は前年同期比4.4%増の9236億8000万元(約20兆3210億円)に達した。外部環境が複雑さを増している中で、中国の対外直接投資は流れに逆らって成長を遂げ、投資規模は世界3位を維持している。
広東省広州市にあるインタラクティブスマートタブレットメーカーがこのほど、135インチの大型タッチスクリーンを搭載している最新世代のLED一体型製品を発売した。
超大型タッチスクリーンはかつて世界的難題だったが、同社の技術専門家は点検用ロボット犬から着想を得て、LiDAR(ライダー)を利用したタッチ設計を採用し、空間操作による新たなインタラクションモードを開発した。
同社は現在、世界22カ国に現地の業務チームを設置し、販売や販売前サポートなどを担当し、技術支援の担当者も擁し、8カ国で子会社を設立している。2024年の海外業務の売上高は同16.8%増の43億5000万元(約957億円)に達した。
めざましい海外での売り上げの背後には、グローバル産業チェーンの分業がもたらした確かな基盤がある。現在、世界に製造工場を35カ所以上擁する同社は、「1カ所で試作、全世界で量産」の方式により、中国国内で確立された成熟した生産工程を海外工場で再現している。
中国企業の海外進出は重要な転換期を迎えており、これまでのような製品の輸出から体系的な技術・ソリューションの輸出へと移行している。メード・イン・チャイナ(中国製造)はもはや単なる世界の工場の代名詞ではなくなり、世界の先進工業システムの重要な源泉となっている。
24年末時点で、中国が海外で設立した企業は5万社を超え、年間平均200万人以上の雇用を創出しており、中国の投資は世界経済への貢献はますます顕著になっている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)











