中国の今どきの若者が小動物を好むことはすでに周知の事実となっている。最近では動物のキャラクターがたくさん登場するアニメーション映画「ズートピア2」が中国における総興行収入の過去最高記録を更新した。

また、今年に入り、ペット経済関連の雇用ポストが急増している。

求人関連サービスを提供する智聯招聘集団の郭盛(グオ・ション)董事長が11月29日に開催された「第3回全国人的資源サービス業発展大会」のフォーラムにおいて紹介したデータによると、今年1-9月期に求人の増加幅が最も大きかったポストトップ10のうち、ペット経済関連のポストがマシンラーニングエンジニアに続く2位で、増加幅は30.4%だった。ペット経済関連のポストが急増している背後では、中国のペット経済が爆発的成長を見せている。中国のペット市場の複合年間成長率(CAGR)は13.3%となっており、世界で成長が最も速いペット市場となっている。

華源証券研究の報告によると、台頭する「00後(2000年以降生まれ)」が中国のペット市場成長の新たなけん引力となっている。2024年、ペットを飼っている「00後」は前年比164%増の約2000万人に達したとみられており、ペットを飼っている人全体に占める割合は25.6%、浸透率は24%に達している。現在、ペット1匹当たりの年間平均消費額は2419元(約5万3200円)に達している。ペットを飼っている「00後」は、「子供の世話をするかのようにペットを飼う」傾向があり、オーダメイド型のペット用品、ペット医療、保険、ペットの美容、撮影、ペットの交流活動などのニーズが高まっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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