2025年12月11日、韓国・聯合ニュースによると、向精神性医薬品をマネージャーらに代理で受け取らせていた医療法違反の疑いが持たれている歌手PSY(48、本名パク・ジェサン)の所属事務所などを警察が家宅捜索した。

ソウル・西大門(ソデムン)警察署は4日にPSYの所属事務所「P NATION」と車両を捜索し資料を確保した。

P NATIONは「当局の要請に積極的に協力した。今後も法的手順に従い必要な措置を行う」とコメントしている。

PSYは22年から最近まで、対面診察を受けずにソウル所在の大学病院で2種類の向精神性医薬品の処方を受け、マネージャーなど第三者に代理で受け取らせていた疑い。向精神性医薬品はいずれも睡眠障害、不安障害、うつ病などの治療に用いられるもので、依存性が強いため対面での診察と処方が原則となっている。P NATIONは「PSYは慢性的な睡眠障害の診断を受け、処方により睡眠薬を服用している。代理処方の事実はない」との立場を示していた。

警察はPSYとともに医薬品を処方した大学病院教授も被疑者として立件している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「芸能人は税金の問題とか代理処方とか、なぜこうも法律を守らないのか。金があれば好き勝手していいのか?庶民は病気になったら時間をひねり出して病院に行って長い時間待って処方を受けてるんだよ」「薬をやってそうだなと思ってた」「人間はそう簡単に変わらない」などの声が寄せられている。

一方で、最近は芸能人のスキャンダルが続いていることから、「隠したい政治の問題が多いようだ」「家宅捜索までするほどのことかな」「何を隠そうとしてる?保安法、旧統一教会、キム・ヒョンジ(大統領秘書室第1付属室長)…」「芸能人はみんな緊張してるだろうね」といったコメントも多く見られた。(翻訳・編集/麻江)

編集部おすすめ