台湾メディアの聯合新聞網は15日、東京・上野動物園で飼育されているジャイアントパンダ2頭が2026年1月下旬に中国に返還され、日本は約50年ぶりにパンダがいなくなる事態に直面すると伝えた。
この2頭は同動物園で21年6月に生まれた双子の「シャオシャオ」と「レイレイ」。
記事は、シャオシャオとレイレイについて、「年間300億円を超える経済効果をもたらす」との試算を中国中央テレビ(CCTV)が伝えたことを紹介した。
また、「シャオシャオとレイレイの貸与期限は26年2月までだったが、返還はその1カ月前になった」とし、日中関係の緊張が続く中、日本メディアが「新規貸与の見通しは立っていない」と報じたことも伝えた。
中国が高市早苗首相の11月7日の台湾有事を巡る発言に反発する中、中国SNSの微博(ウェイボー)では同月20日に「#日本からもうすぐジャイアントパンダがいなくなる#」とのハッシュタグが一時トレンド上位に浮上。中国メディアは遼寧大学日本研究センターの専門家の話として、「日中関係の緊張が今後も続けば、中国が日本に新たなパンダを貸与しない可能性が高く、日本はパンダがいないという状況に直面することになる」と伝えていた。(翻訳・編集/野谷)











