2025年12月16日、台湾メディア・ETtodayは、台湾在住の日本人漫画家がこのほど「台湾に来たらやたらと聞かれた」二つのことを紹介し、ネット上で議論を呼んだと報じた。
記事は、台湾に滞在している日本人漫画家が近ごろ、日本の社会では給料や家賃などの金銭に関する話題をあまり話さないのに対し、台湾では、知り合って間もない人にも直接聞かれ、非常に驚いたというエピソードを披露したと紹介。
そして、この書き込みが台湾のネット掲示板PTTに転載されると、現地ネットユーザーの間で「台湾人はお金について話すのが好きなのか」をめぐる熱い議論が繰り広げられたとした。
まず、家賃については多くのネットユーザーが確かに社交の場でよく話題に上るとしつつ、その動機は「相場を知りたい」「より安価な選択肢を比較したい」など、比較的単純な関心から来ていると紹介した。
次に、給料については、自分から聞く頻度は徐々に減ってきているとの見方が多数を占め、親戚の集まりや同業界内での情報交換といった場に限られつつあるとする一方で、「逆に給料を自慢する人は多い」との意見もあったと伝えている。また、給料について尋ねることについては「悪意ではなく、台湾式の気遣いによるもの」という認識も示されたとした。
記事はこのほか、初対面ですぐにLINEなどの連絡先を交換したいという「台湾人の熱意」が、日本人にとっては非常に失礼な行為だと感じるなど、日本と台湾の間に存在する社交文化の衝突についても意見が交わされたと伝えている。(編集・翻訳/川尻)











