AFP通信によると、フィンランドのペッテリ・オルポ首相は17日、国会議員2人と欧州議員1人が指で両目尻をつり上げる「つり目ポーズ」をする写真を投稿した東アジア人に対する人種差別騒動をめぐり、日本、中国、韓国の国民に謝罪した。

2025年のミス・フィンランドに選ばれたサラ・ザフチェさんが11月、「中国人と食事中」というフィンランド語のキャプション付きでつり目ポーズをした写真をSNSで共有すると、東アジア人の容姿に対する人種差別だとの非難が殺到し、ミス・フィンランドの称号を剥奪された。

これに対し、称号剥奪処分は厳し過ぎると反発した一部の右派議員らが、つり目ポーズをする自身の写真をSNSに投稿していた。

中国メディアの北京日報がAFPの報道を引用して、フィンランド首相が日本、中国、韓国の国民に謝罪したことを伝えると、中国のSNSでは「それで(つり目ポーズをした)議員らはおとがめなし?」「理解も尊敬も許しもしない」「私たち中国人はそんな細い目をしていない」などのコメントに多くの共感が寄せられた。(翻訳・編集/柳川)

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