西北工業大学と北京紫微宇通科技が共同開発した「AI支援・天地デジタルツイン型宇宙マウス自律型スマート実験モジュール」が、実験用航空機「迪迩5号」に搭載され、キャリアロケット「快舟11号遥8」により酒泉衛星発射センターから打ち上げられたことが16日、同大学への取材で分かった。同モジュールは予定軌道への投入に成功し、軌道上実験を開始した。
この実験モジュールには雄のマウス2匹が搭載されており、中国初の哺乳類を対象とした完全自律型スマート宇宙実験プラットフォームとなる。モジュール内の多機能生命維持システム、宇宙空間における動物活動の軽量・スマート監視技術、宇宙の極限環境下におけるマウスの生存本能行動の規則性を重点的に検証する。軌道上では、オープンフィールド、シャトルボックス、位置選好、社会的行動など、複数の認知・本能テストが実施される予定だ。さらに、埋め込み型ブレイン・マシン・インタフェース(BMI)微小システムも搭載されており、中国が深宇宙探査における生命維持研究を進める上で重要なデータと技術的支援を提供することになる。(提供/人民網日本語版・編集/YF)











