台湾メディア・ETtodayはこのほど、日本で大きなペットボトル水が小さなボトル水より安い「逆転現象」が起きている理由について、台湾のネット上で議論が繰り広げられたと報じた。
記事によると、台湾のあるネットユーザーがこのほどThreads(スレッズ)上に、日本のコンビニで2リットルの水が120円で売られている一方で、約1リットルの水が150円で販売されている写真を添え、「なぜ大きい方が安いのか?不思議だ」と疑問を投げ掛けた。
その中で、「日本人は人前で歩きながら飲み物を飲む習慣があまりない。特に大きなボトルを抱えて街中を歩くのは『恥ずかしい』『貧乏くさい』と感じる人が多く、需要が低いために価格が抑えられている」という日本人の世間体が関連しているという意見が特に注目を集め、「名古屋でのどが渇きすぎて2リットルボトルを路上で飲んでいたら、通行人から奇異の目で見られた。台湾では普通のことなのに」という体験談も書き込まれたという。
また、価格設定の裏にはマーケティングや環境面での理由を挙げる声も多かったといい、「コンビニで2リットルの水を買う人は自宅用や車内での詰め替え用として買うため、集客の目玉として安く設定されている」「プラスチック削減を推奨するため、小さなボトルを何本も買うより大きなボトル1本を買うよう誘導している側面もある」といったコメントも寄せられたとのこと。
記事はさらに、「日本人の知人が、台湾にはないような極小サイズのボトルを意固地になって探していた。かばんに収まるサイズでないと落ち着かないようだ」など、日本人の「持ち運びの美学」という観点から分析したユーザーの意見も併せて紹介している。(編集・翻訳/川尻)











