2025年12月23日、台湾メディアのTSNAは来シーズンの日本プロ野球(NPB)球団に所属する台湾人選手が近年で最多の12人に達し、開幕戦で台湾人対決が実現する可能性があることを伝えた。

記事ははじめに、22日に福岡ソフトバンクホークスへの加入が決定した徐若熙(シュー・ルオシー)投手や、埼玉西武ライオンズへの加入が決定した林安可(リン・アンコー)外野手が新たに加わったことで、NPB球団所属の台湾人選手が近年では最多の12人になったことを伝えた。

徐若熙は最速158キロの速球を誇る右腕で、台湾プロ野球(CPBL)での投球イニング数を大きく上回る奪三振能力の高さを評価されている。林安可は昨年11月の「プレミア12」では台湾代表の4番を務め、CPBLで本塁打王と打点王を獲得したほどの長打力を評価されている。

記事は「26年シーズンはセ・パ両リーグ共に3月27日の開幕が予定されている。25年の日本シリーズを制したホークスは、開幕3連戦で北海道日本ハムファイターズと対戦する。試合球場が福岡か北海道になるかは未定ながら、同じ高校出身であるホークスの徐若熙とファイターズの古林睿煬(グーリン・ルイヤン)が初めて対戦する可能性があり、見どころとなりそうだ。2月21日から始まるオープン戦でホークスはライオンズと対戦する。徐若熙と林安可が日本で初めて対戦するかもしれない」と紹介した。

記事は最後に、現在NPB球団に所属する台湾人選手を全員紹介した。東北楽天ゴールデンイーグルスには最多となる宋家豪(ソン・ジアハオ)投手、蕭齊(シャオ・チー)投手、陽柏翔(ヤン・ボーシアン)内野手の3人が所属している。ファイターズには古林睿煬投手のほか、孫易磊(スン・イーレイ)投手が所属している。ホークスには徐若熙投手のほか張峻瑋(ジャン・ジュンウェイ)投手がおり、ライオンズには林安可外野手のほかに林冠臣(リン・グワンチェン)外野手がいる。そのほか、オリックス・バファローズに陳睦衡(チェン・ムーヘン)投手、東京ヤクルトスワローズに高橋翔聖(台湾名「徐翔聖〈シュー・シアンション〉」)投手、読売ジャイアンツに黄錦豪(ホアン・ジンハオ)投手がそれぞれ所属している。

(翻訳・編集/原邦之)

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