台湾メディアの中時新聞網は25日、「日本人はなぜクリスマスにケンタッキー(KFC)を食べることにこだわるのか?」との記事を掲載した。
台湾の女優パティ・ウー(呉怡霈)はクリスマス・イブの24日、自身のSNSで日本人の夫であるAKIRAさんが「クリスマスディナー」の定番メニューに強いこだわりを持っている点に戸惑いを感じたことを投稿した。
パティ・ウーによると、AKIRAさんはクリスマスにはどうしてもケンタッキーを食べることにこだわっていたといい、「マクドナルドにしよう」と提案したものの却下されたことを明かした。
AKIRAさんは「日本人にとっては、クリスマス=KFC。台湾人が冬至に必ず湯圓(タンユエン。中にあんが入ったもち米粉で作った団子)を食べるのと同じ感覚」と語ったという。
この投稿に、他のユーザーからは「その点は日本人は絶対に譲らない」「台湾で言うなら、中秋節にバーベキューをするのに近い。どちらも比較的近代になって定着した習慣」「ケーキもそう。確か(日本人は)イチゴのショートケーキを食べる」「日本に留学中、ケンタッキーでアルバイトの面接を受けた時、最初の質問が『クリスマスにシフトに入れますか?』だった。カルチャーショックを受けた」「(日本ではクリスマスのケンタッキー購入に)事前予約が必要なのも本当に信じられない」といった声が上がった。
記事は、日本人がクリスマスにケンタッキーを食べる習慣は1974年に同社が日本で始めた広告展開がきっかけと言われていることを紹介。「これが多くの消費者の関心を集め、いつの間にか現在のような独特の文化として定着した」と説明した。
また、クリスマスにイチゴのショートケーキを食べる習慣については「諸説あるが、不二家の創業者が米国で研修を受け帰国した後に日本向けに改良したケーキを発売したことがきっかけというのが最も知られている。赤と白の配色がサンタクロースを連想させることからクリスマスケーキとして販売されるようになり、これもまた日本独自の風習として定着した」と解説した。
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