北京市交通委員会や中国鉄路北京局を含む当局は26日、北京副都心総合交通ターミナル内にある北京通州駅が30日に運用を開始することを明らかにした。
副都心ターミナルを取材に訪れたところ、船の帆に似ているため「京帆」と呼ばれる存在感あふれる屋根が目に飛び込んでくる。
この構造を採用することで、直射日光を避けることができるだけでなく、冬の寒い時期には保温効果を発揮する。また、日光が地下30メートル以上の位置にあるプラットホームにまで差し込むため、「サンシャインプラットホーム」と呼ぶことができるだろう。
同駅には、都市間鉄道駅、軌道交通、乗換駅、公共サービス、及び市政関連施設といった複合機能が集約されており、鉄道、軌道、路線バス、乗換といった機能を都市に完全に溶け込ませている。そのため、旅客はそこでスムーズに出発したり、乗り換えたりすることができるほか、便利な都市ライフサービスを体験することもできる。
30日に運用を開始する北京通州駅に、まず乗り込みが始まるのは北京市と河北省唐山市を結ぶ「京唐都市間鉄道」と、北京市と天津市浜海新区を結ぶ「京浜都市間鉄道」の列車だ。北京を出発して、河北省の燕郊、大廠、香河を通過して、唐山に到着する路線と、天津の北辰を通過して、天津浜海新区へ向かう路線となる。今後は利用者の状況に合わせて、輸送能力を適時調整し、地域の移動のニーズを満たしていく計画となっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)











