中国で初となる高速道路の片道3車線から6車線への拡張プロジェクトが12月28日完了し、開通しました。これは北京と台北を結ぶ京台高速道路の山東省斉河から済南までの区間で、今回の開通により同高速道路山東省区間のアップグレード工事はすべて完了しました。

京台高速道路の斉河-済南区間は総延長23.999キロで、路線設計では、起点と終点の片道6車線一体型と区間分離型を組み合わせた複合型設計が革新的に採用されています。スマート建設では、BIM(構造物の3Dモデルに各種情報を統合し、設計から維持管理まで一元管理する手法)協調管理プラットフォームを自主開発し、施工から検収、出来高計測・支払いの段階までの全プロセスについて、オンラインでの可視化管理を実現しました。黄河横断・市街地貫通地区のグリーン調和発展、黄河特大橋の安全施工、超多車線運営の交通安全スマート管理という三つの重点分野を中心に、一連の特許と工法を確立しました。また新旧路線の相互接続を実現し、通行効率とドライブ体験を大幅に向上させました。

開通後は、同高速道路が有する南北輸送幹線としての役割がさらに強化され、中国高速道路の南北ネットワークにおける通行能力を改善していくとみられています。(提供/CRI)

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