2025年12月30日、中国メディアの新京報の微博(ウェイボー)アカウントは、インドのガンジス川にサンタ帽とビキニパンツ姿で入ろうとした日本人観光客が現地住民に制止され叱責される動画がネット上で拡散したと報じた。
記事は、同月25日に複数の日本人観光客がインド・ウッタル・プラデーシュ州を流れるガンジス川の船着き場付近で遊んでいた際、このうちの男性1人が上着を脱ぎ、川に入って泳ごうとしたと説明。「日本人観光客はサンタ帽に赤いビキニパンツという露出度が高いいでたちだったことから、一部の地元住民の不満を招いて呼び止められた」と伝えた。
そして、地元警察の話として、日本人観光客が謝罪することでトラブルが解決しており、暴力沙汰には発展しなかったと紹介しつつ、「多くのインドのネットユーザーが日本人観光客は現地の文化を尊重しておらず、振る舞いが不作法だと非難している」と指摘。一方で、「野党のインド社会党(サマジワディ党)の報道官も、この事件は現地(インド)の包容力と多様性という国際的イメージを損なうものであるとして、詳細な調査を求めている」と指摘した。
動画には当事者の日本人とみられる観光客が、現地住民から激しい非難を受ける様子が撮影されている。また、字幕として記事と同様の内容の中国語が記載されていたほか、動画の後半に「多くのインドのネットユーザーが、(日本人)観光客に対する現地住民の態度に恥ずかしさを感じたり、非難したりしていた」という一文が見られた。テキスト記事ではこの部分が抜け落ちており、動画をある程度見ないとインドのネット世論が日本人への批判一辺倒ではなかったことを知ることはできない。
インド社会党の報道官による批判も、本来はテキスト記事が省略した「多くのインドネットユーザーが現地住民の態度に恥ずかしさを覚え、非難した」という文脈につながるが、テキスト記事は日本人観光客を批判するネットユーザーの意見と結びつけたため、文として論理的なねじれを生じさせている。こうした不自然な「切り貼り」は、特定の印象操作を意図した編集であった可能性を示唆している。
この報道に対し、中国のネットユーザーは「インドじゃ、服を着て川に入るのか」「注目されている2つの民族がついに交わったな」などインド人や日本人を批判したり、揶揄(やゆ)したりするコメントを多く残している。一方で「キリスト教をイメージさせるサンタ帽をかぶってヒンズー教の聖なる川に入ろうってのはすごいな」など、宗教上の理由などから現地住民が怒りを覚えることに理解を示す声も見られた。(編集・翻訳/川尻)
— 中国動画 (@RC00547555) January 2, 2026











