2026年1月3日、韓国メディア・ファイナンシャルニュースは、日本や台湾を中心に東アジアで梅毒の感染拡大が深刻化していると報じた。

記事によると、日本では梅毒の感染者数が4年連続で年間1万3000人を超え、台湾でも9000人を上回る水準に達している。

主な感染経路は性接触で、特に若年層を中心に感染が拡大しているという。

日本の国立健康危機管理研究機構の発表では、25年1月から25年12月14日までに報告された国内の梅毒感染者は累計1万3085人に達した。日本では10年代以降、梅毒感染者が増加傾向にあり、22年に初めて1万人を突破。23年は1万5092人、24年も1万4663人と高水準が続いている。

感染者の約3分の2は男性で、女性の感染者が20代に集中する一方、男性は20代から40代、さらに60代以上の高齢層にも広がっているのが特徴だという。

梅毒はトレポネーマ・パリダム菌による感染症で、主に性接触によって感染する。初期には痛みのないしこりや潰瘍ができ、その後、全身に発疹が現れる2期梅毒へ進行する。適切な治療を行わない場合、数年から数十年後に神経や心臓などを侵す3期梅毒に至る可能性がある。そのため、早期発見と治療の重要性が指摘されている。

記事は「台湾でも感染拡大が起きている」と指摘。台湾疾病管制署によると、25年1月から11月までに確認された新規感染者は9072人で、前年より約2%増加した。特に15~24歳の若年層は前年比約9%増と、増加率が高くなっている。

これを受け、台湾当局は26年1月1日から24歳以下を対象に無料の迅速梅毒検査を実施し、同年7月からは匿名相談サービスの運用を開始する予定だという。

また記事は「韓国国内でも同様の傾向が見られる」とし、韓国疾病管理庁によると、韓国の24年の梅毒患者数は2790人で、20~30代が全体の約6割を占めたと伝えた上で、「全数把握へと監視体制が強化されたこともあり、感染実態がより明確になった」と言及。「東アジア全体で性行動の変化や警戒意識の低下が感染拡大の一因になっている可能性がある」と指摘し、「早期検査と正確な情報提供が不可欠だ」と結んでいる。

これについて、韓国のネットユーザーからは「数字を見ると本当に他人事ではない」「若い世代への性教育がもっと必要」「梅毒は昔の病気だと思っていたのに」「高齢層にも広がっているなんて」「検査を無料にする台湾の対応を見習うべき」などの声が上がった。

また、「日本は売春が多いせいでは」「SNSやマッチングアプリなどで出会った素性を詳しく知らない人と性交渉をする人が増えている影響もあるだろう」「韓国も若年層向けの対策を急ぐべき」「性接触が原因なのに、軽く考えている人が多すぎる」「もっと危険性や正しい対策の啓発を」「事前予防だけでなく、症状が出たらちゃんと検査を受けるということも広めてほしい」などの声も見られた。(翻訳・編集/樋口)

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