2026年1月6日、中国メディアの参考消息は英紙デイリー・テレグラフの報道を基に、日本の自動車メーカーが直面する中国の自動車メーカーによる「電動化ショック」について紹介した。

記事は初めに、約30年前にトヨタ自動車がハイブリッド車(HEV)の先駆けとなった初代プリウスを市場に送り出してからの20年間は、日本の自動車メーカーが時代に即したセールス戦略や出色の燃費効率を背景に、世界の自動車市場のトップに立っていたことに触れつつ、「新しいレースはもう始まっている。

20年代の主戦場となったのは電気自動車(EV)だ。この戦場に関しては、トヨタ、ホンダ、マツダ、三菱自動車、日産、スバル、スズキなど昔日の業界の王者たる日本の自動車メーカーは中国メーカーにリードを譲っている。日系メーカーは昔話の『うさぎとかめ』の競争のように、後から追いつこうと考えているのかもしれないが、今やBYD、吉利汽車、広州汽車集団(広汽)などの大手メーカーは日本市場への進出を図っている。特にBYDは、日本市場向けに特別設計した軽自動車のEV『ラッコ』を投入している」と紹介した。

記事によると、EVとプラグインハイブリッド車(PHV)が世界の自動車販売台数の4分の1を占めており、国際エネルギー機関(IEA)の予測では30年には40%を超える。また、世界最大の自動車市場とされる中国市場でも19~24年にEVとPHVが総販売台数に占める割合は5%から46%へと跳ね上がった。

自動車業界の調査会社「JATO Dynamics」のフェリペ・ムニョス氏は、ベトナムやタイなどの東南アジア諸国やインド、メキシコ、ブラジルなどかつて日本車が優勢だった地域の市場でEVの需要が急増し、中国メーカーが優勢になりつつある状況について、「中国メーカーの進出で最大の衝撃を受けるのは日本車メーカーだ」と指摘した。

記事は最後に、中国車メーカーに対する日本車メーカーの対応について、「トヨタ、日産、スズキなどは新モデルの開発を加速している。ホンダは軽自動車のEV『N-VAN e:(エヌバン イー)』と『N-ONE e:(エヌワン イー)』を開発した。また、スズキの鈴木俊宏社長は中国メーカーの日本市場参入に対し、『切磋琢磨(せっさたくま)していく』と語った」と述べた。(翻訳・編集/原邦之)

編集部おすすめ