台湾メディアの中時新聞網は13日、人気YouTuberのRyuの日本人に関する発言が炎上し、謝罪に追い込まれたと報じた。

Ryuは台湾で人気のYouTuber。

マレーシア出身で日本の学校でも学んだ経験を持ち、日本人女性と結婚するも2024年に不倫騒動の末に離婚。その後も中国本土の女性から「暴力を受けた」と告発されるなど、何かと世間を騒がせている。現在は日本に居住している。

記事によると、Ryuは12日、それまでの「日本語学習×旅行」というスタイルから離れ、政治や日中関係について自身の見解を語る動画を投稿した。その中で、「高市早苗首相の(台湾有事に関する)発言が劣等感を抱く日本人から高い支持率を獲得することに成功している」などと発言し、「日本国民による高市氏への盲目的な支持は非常に深刻な結果を招く」と指摘した。

また、パンダのレンタル問題を特に強調し、「もしかしたら今後、皆さんが日本に行ってもパンダは見られなくなるかもしれない。一般庶民に罪はない。毎日上野に行ってパンダを見ているようなパンダファンのことを考えてみてほしい。今後、どうすればいいのか。実際、僕にはパンダファンの友達が何人もいて、毎週上野に行っている人たちがいる。彼らはどうすればいいのか。これは日本のせいなのか、それとも中国のせいなのか」と語った。

この動画が投稿されると、台湾やマレーシアのネットユーザーの間で物議を醸し、「なぜ突然、政治の話をし始めたのか?」「この発言はとても奇妙だ。パンダが見られないことが一体どれほど重要なのか、恐竜じゃあるまいし」「パンダのくだりは本当に幼稚」「彼はまったく論理性がない。以前の結婚問題への対応を見れば、非常に弱く、責任感がないことが分かる」など、Ryuに対して失望や批判の声が相次いだ。

これを受け、Ryuは問題の動画を非公開にし、翌13日にSNS上で「十分な知識もないまま、得意になって評論家のように振る舞ってしまったことを恥ずかしく思います」と謝罪。ネットユーザーから寄せられた「裏でスポンサーから金銭を受け取っているのではないか」「なぜ突然、政治の話題を取り上げたのか」との疑問を取り上げ、「私があまりにも幼稚な考えで、自分の主観的な意見を『面白い』と思い込んだ表現方法で発信してしまいました」「離婚後、私の動画の方向性はずっと定まっていませんでした。再生回数が落ち込んだことから、チャンネルを再び成長させるために、別の方向性を試せないかと考えていました」などと釈明した。

また、「Ryuは反日なのか」との疑問については、「私は日本を心から愛しています。また台湾のことも本当に大好きで、台湾を外国だと思ったことすらありません。日本に住む外国人として、私は個人的に高市氏に期待していました。動画で言いたかったのは、『高市氏を盲目的に支持する人が多くなれば、中国にとって決して心地よい状況ではない』という点です。高い支持を得た高市氏が今後も強硬路線を取り続けた場合、中国が軍事行動に出ないとは限らないと考えていました」と説明した。

一方で、「皆さんのコメントを読み、考えが変わりました。

『一国の指導者とは、相手に対して毅然とした態度で向き合ってこそ、主権を守ることができる』。この考え方から多くを学び、日本の政治家に対するこれまでの印象を改めるきっかけになりました。ついに、このような人物が現れたのだと感じました」とつづり、「私のような愚かな人間にまた声をかけていただけるなら、それほど幸せなことはありません。私の言動によって不快な思いをさせ、誤解を招いてしまったことについて、ここに改めて心よりお詫び申し上げます」と結んだ。(翻訳・編集/北田)

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