2026年1月14日、中国のポータルサイト・捜狐に「名探偵コナン」のリメーク版の作画が物議を醸していると紹介した記事が掲載された。
記事は、「今年は『名探偵コナン』のテレビアニメ放送30周年に当たる。この長寿記録は、原作者自身も当初は想像していなかっただろう。30年にわたる連載と放送の中で作品は進化を続けたが、時代の移り変わりとともに変化が生じるのは避けられない。他の名作アニメがリメークによって完成度を高めているのに対し、近年の『名探偵コナン』には賛否が相次いでおり、作画は進化するどころか、むしろ劣化していると感じる視聴者も少なくない」と述べた。
そして、「今月3日、『エピソード“ZERO” 工藤新一水族館事件』がリメーク版として放送された。物語自体は旧作と同様、まだ小さくなる前の工藤新一(くどうしんいち)が毛利蘭(もうりらん)と水族館を訪れる。別居中の蘭の両親の関係修復を手助けしようとする中で、思いがけず殺人事件に巻き込まれるという内容だ。しかし、このリメーク版が放送されるや否や、ネット上では大きな議論が巻き起こった」とした。
記事によると、ある視聴者は、リメーク版の作画が記憶にあるオリジナル版とは大きく異なり、全体の印象がまるで別作品のようだと指摘。「リメークは名作への敬意のためであって、思い出を壊すものであってはならない」との率直な声も挙がったそう。さらに、数年前に公開された同エピソードの短編映像を持ち出して比較するネットユーザーも現れ、監督が異なるだけで作画の方向性が変わり、背景に描かれるサメの姿ですら別物のようだと話題になったという。
記事は、「この作画をめぐる議論は、初期の作画監督である青野厚司への懐古を呼び起こした。彼はアニメ初期の作画を統括しており、描く人物の線はややぼんやりとしていながらも、独特の美しさがあると評価されてきた。現在の作画と比較して『今ははっきり描かれているのに粗い』と嘆く声も多い。また一部の視聴者は、劇場版では作者・青山剛昌の原画に近い繊細な作画が保たれている一方で、テレビアニメシリーズの日常的な作画との落差があまりにも大きく、統一感に欠けていると指摘している」と言及した。
また、「リメーク版のキャラクターデザインに対しては、線が硬すぎて柔らかさに欠け、特に髪形が不自然に頭部に貼り付いているようで、本来あるべき立体感やふんわりとした質感が失われているとの批判もある。長年作品を追い続けてきたファンの中からは、『キャラクターも私たちと同じで、髪の量が減ってきているのでは?』と冗談めかす声も挙がった」と加えた。
さらに、「光と影の処理、フィルターの色調、さらには音楽の雰囲気までもが、初期の空気感とはかけ離れていると感じる視聴者もいた。かつて青春の象徴とされた新一と蘭も、リメーク版では往年の魅力を失ったと受け取られている。キャラクターの美しさが損なわれただけでなく、衣装の細部における表現力も低下しているというのだ。『かつての意気揚々とした少年は、今では自意識過剰な子どもに見える』といった辛辣なコメントも寄せられた」とした。
そして、「脇役の変化についても視聴者の共感の声が集まっており、例えば高木渉(たかぎわたる)刑事は、かつての冷静で有能な印象が薄れたと感じられている。こうした変化が積み重なった結果、多くの古参ファンは『ロマンと繊細なタッチに満ちていたあの時代は、もう遠ざかってしまったのかもしれない』と感慨を抱いている」とまとめた。(翻訳・編集/岩田)
名探偵コナン エピソード“ONE”小さくなった名探偵の工藤新一水族館事件の部分も書き直してて結構違う。 pic.twitter.com/6vqExja5xp
— にっしー (@ninten25) December 10, 2016
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