中国メディアの環球時報は20日、中国の団体観光客に対する韓国側のビザ免除措置を受け、中国人観光客のクルーズ船による訪韓規模が大幅に拡大していると伝えた。

記事は韓国メディアの報道を基にしたもので、中国からのクルーズ船の今年の釜山港への寄港予定は173回に上る。

8回だった昨年の約22倍の規模となり、韓国海洋水産部は19日に寄港ラッシュへの対応に向けた対策会議を釜山港で開いた。会議では、クルーズ客の通関効率と受け入れ能力の引き上げを目的に、乗下船の遅延防止などが重点的に検討された。

記事によると、仁川港など韓国の他の港湾でも中国からのクルーズ需要は増えており、韓国・聯合ニュースは先日の報道で「中国人の訪日旅行が減少した影響で、中国の大手海運会社は距離が近くてインフラが整っている仁川港を代替目的地にしている」と伝えた。

仁川港湾公社のデータによると、1月1日からの10日間で確定したクルーズ船の入港は64回に達し、うち中国発が約69%を占めた。中国のクルーズ船の韓国での停泊時間が延びていることを、韓国メディアは「地域観光や消費を後押しするポジティブな信号」と評しているという。

中国人観光客がクルーズ船で続々と韓国へ、釜山港は寄港22倍に急拡大―中国メディア

記事はさらに、「中国人観光客の到来は韓国のインバウンド市場に明らかな活力をもたらしている」と言及した上で、2025年11月の訪韓中国人観光客が前年同月比26.9%増の延べ37万7800人に達したことを紹介。同年1~11月はインバウンド客全体の29.2%に当たる延べ508万7100人(前年同期比18.4%増)となっており、記事は「韓国にとって中国は再び最大の観光客送り出し国になった」と伝えた。(翻訳・編集/野谷)

編集部おすすめ