サッカーのU-23(23歳以下)アジアカップの決勝が24日、サウジアラビアのジッダで行われ、中国は前回王者の日本に0-4で完敗した。

試合終了後、表彰式に向かう中国選手に対し、日本選手全員が整列して拍手を贈った光景を目にした多くの人の目に涙があふれたことだろう。そこには対戦相手への敬意があり、日本サッカーが長年培ってきた素養が現れた瞬間だった。日本は成熟したスポーツマンシップを見せた。主将がチーム全員を率いて整列すると、拍手は途切れることなく続き、王者の落ち着きを物語っていた。中国のSNS上でも話題となり、冷え込む中日関係に一筋の温かさをもたらした。

中国メディアは、0-4というスコアについて、「偶然ではなく、技術、リズム、意識の総合的な差の表れだ」と総括した。日本は攻守の素早い切り替えと正確なショートパスを駆使して試合を終始支配した。それに対し中国は、攻守にわたって常に一歩遅れて中盤と守備陣を頻繁に崩された。個々の能力と戦術の差も明らかで、日本がサイドと中央からの突破やセットプレーなど成熟した攻撃パターンを見せたのに対し、中国はカウンターアタック狙いで攻め手を欠いた。ユース育成システムの差も大きい。日本にはクラブと学校という複線型の育成システムが存在する。中国も新たなスター選手が台頭しつつあるが選手層は依然として薄い。

<サッカー>U-23日本代表が試合後に整列し表彰式に向かう中国選手に拍手、中国で話題に

中国の国家体育総局は25日、U-23中国代表に宛てた書簡で、中国の男子代表チームとして22年ぶりにアジアの舞台で決勝に進出した経験は貴重であり、今大会で見せたスタイルは称賛に値するとし、中国サッカーの復興に新たな希望を灯したと記した。(取材/レコードチャイナ編集部)

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