2026年1月24日、中国メディアの環球時報は、中国の銭湯がかつての高齢者中心のイメージを脱却し、若年層を惹きつける複合レジャー施設へと進化して市場を急拡大させているとする、シンガポール紙・聯合早報の報道を伝えた。
記事は、最新の業界データによると、中国の入浴業界の売上規模がここ4年間で右肩上がりに増加しており、2025年には前年比で20%を超える成長率を記録したと紹介。
そして、現場の熱狂ぶりとして、北京市にある大型施設の責任者が「昨年は過去6年間で最高の収益規模だった」と語り、上海市の温浴施設創業者も昨年が過去最高益だったと明かしたことに言及している。
その上で、盛況の背景には「機能変化によるコストパフォーマンスの向上」という核心的な理由があると指摘。現在の入浴施設は単にお湯に浸かるだけの場所ではなく、カフェやレストラン、さらには親子向け遊具施設までを備えたショッピングモールのような総合レジャー空間へと進化を遂げ、季節を問わず利用できる点が強みになっていると解説した。
また、消費者にとっての最大の魅力は価格の安さにあるとし、ある大学生が「1人当たり100元(約2200円)で12時間滞在でき、飲食やゲーム、映画も楽しめるため、ユースホステルに泊まるよりはるかにお得だ」と語ったことを紹介。北京や上海といった大都市の施設では、ロビーに専用モニター付きのリクライニングチェアが並び、Wi-Fi環境や電源の密度は多くのカフェを凌駕するほどだと伝えた。
さらには、「オフィスエリア」として長机やパーティションを完備している場所もあり、リラックスしながら社交や仕事もこなせる環境が、経済的にシビアな若年層に対して強力な吸引力を持つと紹介している。
記事は、現在の入浴消費の主力が24~30歳のユーザーで全体の37%を占めており、伸び率では18~23歳の層が最も高くなっていると指摘。今や入浴業界が「中高年の専有物」というステレオタイプを脱ぎ捨て、若者たちの新たなライフスタイルの一部として定着することに成功したと伝えた。(編集・翻訳/川尻)











