2026年1月29日、香港メディアの香港01は、日本人が日常的に白米を摂取しながら低い肥満率を維持している要因について、複数の専門家が分析した内容を報じた。
記事は、台湾の無添加食品ブランド創設者である陸巧因(ルー・チャオイン)氏の見解として、小さな茶碗と多様な小皿を組み合わせる配膳方法によって視覚的に「十分な量がある」と脳に認識させることで、物理的な摂取量を抑えつつも高い満足感を得て、結果として過食を防いでいると指摘した。
また、盛り付けだけでなく摂食速度も決定的な要因になるとし、台湾の機能性医学栄養士である呂美宝(ルー・メイバオ)氏が、一食に少なくとも20分をかけるべきだと提唱していることにも言及。食事開始から脳が満腹信号を受信するまでにはタイムラグがあるため、早食いは脳が満腹を感知する前に過剰な量を胃に送り込むリスクを高めると説明した。
そして、よく噛んで時間をかけることが、脳に「腹八分目」を正確に判断させる猶予を与え、余剰カロリーの摂取を未然に防ぐための不可欠なリスク管理だと論じている。
さらに、台中にある衛生福利部豊原医院の家庭医学科主任である葉信甫(イエ・シンフー)医師が、現代人の「過食」による糖尿病リスクについて、高血糖状態を「人体を砂糖水に漬け込んでいる状態」と表現して警鐘を鳴らしたことも紹介。血糖値の急激な変動がもたらす血管内皮へのダメージを回避するため、まず食物繊維が豊富な野菜や全粒穀物を食べ、白米を最後に回す「ベジファースト」を守ることで、食後血糖値の上昇速度を緩和し、酸化ストレスを低減させて、脳卒中や心筋梗塞のリスクから血管の健康を保護する機能が働くと伝えた。
記事はこのほか、食材の状態が血糖値の安定に寄与する側面として「レジスタントスターチ(難消化性デンプン)」の効能を解説。日本人が日常的に摂取する寿司や冷や飯、そして未熟な青いバナナにレジスタントスターチが豊富に含まれていると紹介しつつ、最終的には「特定の食材に頼るのではなく、全体的な栄養バランスの確保こそが長期的な健康維持の絶対条件」だと結んでいる。(編集・翻訳/川尻)











