2026年2月1日、台湾メディア・TVBSは、東京・秋葉原にある有名コーヒーチェーンの店舗が閉店に際して掲示した多言語の案内文で、中国語のみが他言語と異なる「冷淡な内容」だったとして物議を醸していると報じた。

記事は、先月23日に営業を終了した秋葉原の「タリーズコーヒー」店舗で、店頭に貼り出された多言語の閉店告知が、特定の言語話者への差別的な待遇ではないかとの疑問を呼んでいると紹介。英語と韓国語の案内文には20年間の愛顧に対する温かい感謝と顧客への敬意がつずられていた一方で、簡体字と繁体字による中国語版のみ、感謝の言葉が一切なく「閉店済み、立ち入らないでください」という事務的かつ拒絶的な警告のみが記されていたと伝えた。

そして、この掲示物の画像がSNSのX(旧ツイッター)で拡散されると、日本のネットユーザーの間で大きな議論が巻き起こったとし、その内容を紹介している。

まず、一部のユーザーからは「20年間にわたって積もり積もった店側の本音が、この告知に明確に表れているのではないか」「はっきりと禁止を明記しなければ、閉店作業中であっても観光客が勝手に入ってきてしまう現実がある」「『ありがとう』の一言さえ言いたくないほどの要因が現場にあったのか」といった声を伝えた。

また、案内には日本に友好的な人が多いことで知られる台湾などで使われる繁体字も含まれていたことから「台湾の人々までもが同様の扱いを受けるのか」という意見も取り上げている。

さらに、店舗側に中国語を解するスタッフが不在だったため、意思疎通の齟齬を避けるべく最も直接的で簡潔な表現を選んだに過ぎないという見方を示す人もいたことにも触れた。

記事は、事態を重く見た運営側が世論の沈静化を図るために緊急の対応をとったと指摘。多言語による掲示物はすでにすべて撤去され、当初から掲出されていた日本語の案内のみが扉に残されている状態だと伝えた。(編集・翻訳/川尻)

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