中国メディアの環球時報は5日、「中国の高速鉄道はなぜフランスのモデルより先行しているのか」とするフランスの科学系マガジン、SCIENCE & VIEの記事を紹介した。
記事はまず、「中国の高速鉄道は国内の旅客の大部分を輸送している。
そして「中国の高速鉄道システムは、かつてない速さで国内の移動手段を変革している。中国はわずか数年で世界最大規模のネットワークを構築し、その結果、数千万人もの乗客が飛行機や自動車ではなく鉄道を選択するようになった」とし、この大きな変革の要因として、当局による積極的な産業戦略の推進とインフラの急速な現代化、鉄道システムの欧州の基準を上回る効率性を挙げた。
記事によると、中国の高速鉄道は観光シーズンのピーク時に好まれる交通手段となっている。鉄道会社は2025年10月の国慶節(建国記念日)と中秋節を合わせた連休期間に列車の運行本数を増やし、サービスを拡充し、広東省などの鉄道を運営する中国鉄路広州局だけで延べ2180万人の旅客を輸送した。そうした旅客の大部分は交通渋滞や空港での長い待ち行列を避けるために高速鉄道を選択した人たちで、この鉄道への移行は中国モデルの有効性を裏付けている。中国の高速鉄道は欧州の基準をはるかに超えるサービスを提供している。主要都市間を時速300キロメートル以上の速度で結び、ラッシュ時にはまるで地下鉄のような2分間隔で運行している。車内の快適さも重要な要素で、乗客は広々とした座席と信頼性の高いWi-Fiを利用できる。定時性と清潔さも快適な体験を提供する。飛行機よりも安価であることに加えて、駅は市内中心部に位置しているため全体的な移動時間が短縮される。
記事はまた「中国の高速鉄道網は、鉄道輸送の国際バランスに革命をもたらしている」とも指摘。わずか十数年で総延長が5万キロを突破したというスピードは欧州や日本をはるかに上回るものであり、観光だけでなく地域開発も支え、経済交流を促し、道路渋滞を緩和し、輸送に伴う排出量の削減にも貢献していると伝えた。
そして「長らく先駆者であったフランスのTGVモデルは、ネットワークや運行頻度、定時性、アクセスのしやすさにおいて中国のモデルに追い抜かれてしまった。この差は今後数年間でさらに広がる可能性があり、中国の高速鉄道は新たな世界的ベンチマークとなるだろう」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)











