中国では、台湾有事関連発言がきっかけで、高市早苗首相に対する感情が大いに悪化した。そんな中で、中国人とみられるネットユーザーが「ウルトラマンが高市首相を退治」する合成動画を投稿して注目を集めることになった。香港メディアの香港01は13日、同件について現状を紹介する記事を発表した。
問題の動画では、ウルトラマンシリーズ中のウルトラマンティガやウルトラマンエース、ウルトラマンジャック(帰ってきたウルトラマン)が高市首相と思われる人物と戦う。また、高市首相の顔をアニメ作品の「進撃の巨人」に登場する「車力の巨人」のように変形させてもいる。ウルトラマンは最後に、高市首相をスペシウム光線で粉砕する。
日本では、この動画を強く非難する声が沸き起こった。また、ウルトラマンの著作権所有者である円谷プロダクションに提訴を求める声も相次いだ。動画はその後、著作権問題を理由に削除された。確認は取れていないが、ウルトラマンの著作権を保有する円谷プロダクションが、問題の動画について抗議したとの説もある。
動画投稿型のSNSを運営する中国のテクノロジー企業である字節跳動(バイトダンス)は最近になり、人工知能(AI)利用の動画生成モデルである「シーダンス2.0(Seedance 2.0)」を公開した。「ウルトラマンvs高市首相」の動画の質や発表の時期から、動画作成にはこの最新の生成モデルが使われたと思われる。
夕刊フジによると、円谷プロダクションは過去に「ブランドイメージを損なう投稿や、特定の政治的信念を支持または否定する行為に対して強硬な立場を取る」と説明したことがあるという。
しかし、高市首相を揶揄(やゆ)する動画がなくなったわけでない。最初の動画を投稿したネットユーザーは、高市首相と戦う相手を変更して、同様の内容の動画を投稿し続けている。登場するのは「黒神話:悟空」の「悟空」や「ナタ 魔童の大暴れ」の「ナタ(哪吒)」など、いずれも中国企業が著作権を持つキャラクターだ。(翻訳・編集/如月隼人)
— 中国動画 (@RC00547555) February 14, 2026











