2026年2月16日、中国メディア・極目新聞は、日本人男性が中国の古典「滕王閣序(とうおうかくじょ)」を全文暗唱し、江西省南昌市の名勝・滕王閣景区への入場料免除特典を獲得したと報じた。
記事は、挑戦に成功したのは名古屋市出身の内田大翔さん(24)で、今回のために断続的に約1カ月間にわたって練習を重ねてきたと紹介した。
そして、7日午前に滕王閣景区に到着した内田さんが、職員の見守る中で全文暗唱に挑み、制限時間の6分間よりも早い5分で暗唱を終了したこと、規定では採点システムで60点以上を獲得した観光客が入場料免除の資格を得られるところ、内田さんの評点は100点満点だったことを伝え、内田さんが日本人であると知った職員や周囲の観光客は、一様に驚きを隠せなかったと報じている。
記事は、内田さんが中国の人気ラップミュージックをきっかけに中国文化への関心を深め、高校卒業後に日本で1年間中国語を正式に学び、21年に江蘇省南京市の大学へ入学したことを紹介するとともに、大学在籍中から動画などのセルフメディアアカウントを運営し、卒業後は中国各地や海外を旅しながら活動を続けていると説明した。
「落霞と孤鶩がともに飛び、秋水は長天と一色をなす」という名句で知られる「滕王閣序」は、唐代の文人・王勃(おう・ぼつ)が記した長編の賦(ふ)で、全文600字を超える難度の高い古典とされる。記事は、内田さんが昨年、暗唱による入場料免除の特典があることを偶然知り練習を開始したものの、諸事情からなかなか赴くことができず、今回ようやく念願の挑戦が実現したと紹介している。
この件を紹介した中国のSNS微博上の書き込みに対して多くのネットユーザーがコメントを残している。昨今の世相を反映してか、「日本人のスパイ活動を警戒すべきだ」「歴史認識を問うべきだ」「南京の大学がなぜ日本人を受け入れるのか」など警戒や批判の声が多く寄せられる一方で、「中国文化を尊重しても不満を言うのか」「これほど深く文化を理解しているなら歓迎すべきだ」といった冷静な意見も見られた。(編集・翻訳/川尻)
— 中国動画 (@RC00547555) February 16, 2026











