2026年2月19日、台湾版Yahoo!のYahoo奇摩は、欧米ネットが中国アニメはすでに日本に劣らないと議論しているが、中国語名が海外展開の課題になっていると報じた。

記事は、「中国アニメの制作レベルは近年急速に向上しているようであり、それに伴い欧米の視聴者の間でも活発な議論が起きている。

多くの海外ネットユーザーは、中国アニメの映像クオリティーはすでに国際水準に達していると認めている。しかし同時に、見落とされがちな普及上の障壁として、キャラクター名をピンイン表記にした場合、英語圏の観客にとってはなじみが薄く、記憶に残りにくいという問題を指摘している」と述べた。

そして、「例えば、24年にPVが公開され話題となった『呼喚少女』が挙げられる。作中キャラクター『孫芝雅(Sun Zhi Ya)』『葉曦(Ye Xi)』のピンイン表記は、欧米の議論の場ではやや平板に聞こえると評されている。これに対し、日本語名の『有馬かな(Arima Kana)』のような響きは、より雰囲気を感じさせるという意見がある。こうした発音の差異が、作品の海外における受容や拡散効果に直接影響しているという見方である」とした。

また、「中国のゲーム業界はすでにこの現象に注目しており、例えば『鳴潮』のプレイヤーコミュニティーでは、初期のキャラクター名が覚えにくいとの声が上がっていたが『守岸人(Shorekeeper)』のような英語化された名称が登場してからは、印象に残りやすくなったとされる。さらに『原神』がもし『Yuanshen Impact』という名称で展開されていた場合や『崩壊:スターレイル』が現在の英語タイトルを採用していなかった場合、国際市場での成果は大きく損なわれていた可能性があるとの意見もある」と言及した。

一方で、「これは文化的な親しみの問題にすぎないとする声もある。日本のアニメが長年にわたり世界市場を主導してきたことで、日本語の響きそのものに慣れが生まれ、日本語以外の言語による作品は評価を得にくい傾向があるという指摘である。実際、韓国作品『俺だけレベルアップな件』が日本で放送された際、主人公は日本風の名前『水篠旬(みずしのしゅん)』に変更された。ローカライズされた命名が作品の受容度に影響を与える一例である」と紹介した。

そして、「一部の欧米視聴者は、いかに作画が優れていても、日本語音声や覚えやすい名前がなければ視聴意欲は下がると述べている。しかし、この議論そのものが、中国アニメの制作クオリティーがすでに世界のアニメファンの注目を集める段階に達していることを示しているとも言える」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)

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