2026年2月20日、中国メディアの中国新聞網は、中国の伝統的な祝日である春節(旧正月)が世界的な影響力を急速に拡大し、国際的な祭りとしての地位を確立しつつあることを報じた。

記事は、世界の多くの国・地域が春節を法定祝日と定め、世界人口の約5分の1がさまざまな形で春節を祝っていると紹介。

外国人が「見物人」にとどまらず、ギョウザ作りや春聯(春節に門前に飾る対句)書き、提灯飾りなどを積極的に学ぶようになっており、中華の伝統文化が世界の隅々まで浸透し始めていると伝えた。

また、「春節旅行」の盛り上がりを裏付けるデータにも触れ、公式予測として今年の春節休暇期間中に中国の出入国者数が1日平均205万人を超える見通しであることに言及。外国人の訪中チケット予約数が前年比4倍以上に急増していることにも触れ、世界の春節ブームが数値としても鮮明に表れていると解説した。

さらに、外国人観光客の関与の深まりを示す事例として、上海の豫園や北京の前門大街でライブ配信する外国人ブロガーの姿を紹介。ほかにも、西安での影絵鑑賞や獅子舞の習得、東北地方での凍梨(梨を凍らせるご当地グルメ)体験など没入型の文化体験が広がり、「傍観者」から「参加者」へと変化が進んでいると伝えた。

その上で、海外のソーシャルメディアでは「Becoming Chinese(中国人になる)」が人気タグとなり、「中国で年越しをする」という新たな潮流が生まれているとも紹介している。

記事は、北京大学中国語学科の張頤武(ジャン・イーウー)教授が、春節はすでに国際的な祭日となって広範な影響力を形成しており、中華民族の感情と記憶を伝えるだけでなく、中国文化の魅力を世界に示し相互理解を深める窓口になっていると指摘したことを紹介した。

そして、春節文化は「開放的で包容的な姿勢で世界を結ぶ架け橋」であり、異なる文化背景を持つ人々が人類共通の「より良い生活への憧れ」を感じられる場になっているという、張氏の言葉を伝えている。(編集・翻訳/川尻)

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