エジプト観光・考古省はこのほど、中国・エジプト合同考古学チームがエジプトのメンフィスにあるアジズ・デーリ遺跡で、石灰岩造りの建築構造物を発見したと発表しました。この構造物は古代エジプトのファラオ、アプリエスの神殿跡に属するものとみられています。
発表によると、中国の北京大学考古文博学院および山東省文物考古研究院と、エジプトの考古最高評議会が、メンフィス遺跡の中心エリアであるギザ州で合同調査を実施しました。今回新たに発見された遺構は、紀元前664年から紀元前525年の古代エジプト第26王朝時代のものだと分かりました。また、スフィンクス像5体、メンフィス地域の主神プタハの名が刻まれた銘文石板1点、第26王朝第4代ファラオ・アプリエスの名が刻まれた銘文石板1点が発見されました。
エジプト観光・考古省のシェリフ・ファティ大臣は、中国との考古学分野における実りある協力を高く評価し、今後も同地域の考古学的・歴史的価値をさらに掘り下げていく考えを示しました。
メンフィスは紀元前3100年ごろに建設された都市で、古代エジプト王国時代の首都でした。メンフィス遺跡は1979年にユネスコの世界遺産リストに登録されています。また、アジズ・デーリ遺跡の南部はメンフィスの中心部に位置しています。今回の発見は、メンフィスの都市構造に対する理解を一層深めるとともに、古代エジプト後期から古代ギリシャ・ローマ時代にかけての宗教的慣行を解明する上で重要な手がかりとなることが期待されています。(提供/CRI)











