2026年2月27日、台湾メディアの聯合新聞網によると、台湾の半導体製造大手TSMC(台湾積体電路製造)は日本、中国、米国、ドイツの海外工場の所在地の政府から24~25年の2年間で1514億2200万台湾ドル(約7570億円)の補助金を取得した。
TSMCの25年の財務報告によると、TSMCは米アリゾナ州のTSMC Arizonaや熊本のJASM、独ザクセン州ドレスデンの欧州半導体製造会社(ESMC)、中国のTSMC南京工場などの子会社を通じて現地政府から762億5800万台湾ドル(約3813億円)を獲得し、24年の751億6400万台湾ドル(約3758億円)から1.45%増となり、2年で合計1514億2200万台湾ドルの補助金を取得した。
TSMCは子会社を通じて現地の地方自治体と補助金に関する協定を締結しており、内容には建設スケジュールなどの条件が規定されているほか、米アリゾナ州の場合、条件に合致した投資対象は投資金額の25%の補助金を申請できるという。
TSMCのアリゾナ工場は24年第4四半期(10~12月)に第1工場で4ナノメートルプロセスの量産を開始した。27年下半期に第2工場の量産開始、第3工場の着工、第4工場とパッケージ工場の建設許可の申請を計画している。これらの計画にTSMCは1650億ドル(約25兆7300億円)を投資するという。
熊本工場は24年末に第1工場が量産を開始し、当初計画の6ナノメートルプロセスから3ナノメートルプロセスに変更された第2工場が建設中だ。独ドレスデンの工場は着工したばかりで、南京工場は22年に28ナノメートルプロセスの製造能力を追加した。
TSMCの25年の米国における営業利益は2兆8346億台湾ドル(約14兆1700億円)で、同社の総収益の74.42%を占める柱となっている。うちTSMC Arizonaは161億4100万台湾ドル(約807億円)の利益を出した。一方、熊本のJASMは97億6700万台湾ドル(約488億3500万円)の赤字を記録した。(翻訳・編集/原邦之)











