中国メディアの参考消息によると、英テレグラフはこのほど、中国の電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)が欧州での販売台数を1年で3倍近くに伸ばして市場での地位を上げているとする記事を掲載した。

記事はまず、BYDの1月の欧州販売が約1万8200台で前年同月は約6900台だったこと、欧州自動車工業会(ACEA)によると、BYDの欧州におけるシェアが同期間に0.7%から1.9%に上昇したことを紹介した。

そして、「これは、中国の自動車メーカーが西側の老舗ブランドよりも価格を抑えて販売しているため欧州での需要が高まっていることを示す最新の兆候だ」と伝えた。

記事によると、欧州では新車購入者が減っていて、1月の全ブランドを合わせた新車販売台数は前年同月比3.9%減だった。これはガソリン車とディーゼル車の登録台数の急減によるもので、欧州連合(EU)、英国、ノルウェー、スイス、リヒテンシュタイン、アイスランドでガソリン車は同26%減、ディーゼル車は同22%減だった。それに対し、プラグインハイブリッド車(PHEV)は同32%増、バッテリー式電気自動車(BEV)は同14%増、ハイブリッド車(HEV)は同6%増だった。BYDは2025年に米テスラを抜いて世界最大のEV販売メーカーとなった。英国でも売上を急速に伸ばし、ミニ、ランドローバー、ルノーなどの人気ブランドを追い抜いた。

記事によると、JaecooとOmodaというブランドを抱える中国メーカーの奇瑞(Chery)も急成長を遂げていて、これまでのところACEAの統計には載っていないものの、SUV(スポーツ用多目的車)の「Jaecoo 7」は英国で人気のあるEVの一つになっている。

記事によると、中国ブランドの普及をめぐっては欧州で懸念を引き起こしていて、批評家は中国の自動車メーカーが国内の多額の政府補助金から不当に利益を得ていると主張している。一方、アナリストらは、中国の自動車メーカーが「サプライチェーンの管理強化と中国市場への重点強化によって根本的に低コストの構造も構築してきた」と主張している。(翻訳・編集/柳川)

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