中国メディアの環球時報は2日、「中国の若者たちに『親を育て直す』ブームが起きている」とする香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの報道を紹介した。
記事によると、最近、中国のSNS上で「親を育て直している」との投稿が相次いでおり、あるプラットフォームでは関連の話題の閲覧数が6000万回近くに達している。
経済的に自立している若者たちは、親との関係において自分がより主体的になれると考えており、中には「『親を再び育てる』ことによって、親の不適切な育て方によって幼少期に受けた心の傷を癒し、親と和解するきっかけを見つけた」と語る人もいる。ある人は「小さい時は母の小言に耐えられなかったけど、大人になるにつれて、それは母親に不安があったり、正しい子育ての知識が不足していたりしたからだというのを理解するようになった」と明かしたという。
また、ある女性は「母は自分を操り人形のように扱った。母が選んだ服を着て、母が好むような成績の良い子と友達になり、母が将来有望だと思う専攻を選ばないといけなかった」としつつ、「後になってこれは母が自身の不安定で安心感に欠ける人生を埋め合わせるためだったと気付いた。そこから私はまず自分を育て直し、その思いやりを母にも向けた。母に人生を楽しむ方法を教え、新しいスキルを学ぶことや、異なるライフスタイルを体験することを勧めた」と語った。結果、母親は穏やかになり、女性の選択をより尊重してくれるようになったという。
さらに、別の女性は「『親を育て直す』という考え方が伝統的な親孝行の在り方を再定義した」との考えを示し、「以前は親孝行といえば、食べ物や洋服を買ってあげることだった。でも今は、親が年老いた時、その弱さや不器用さに対して、私たちが忍耐強く向き合うことが親孝行なんだと気付いた」と話した。
専門家は「高齢者は身体機能の衰えによって子どもにいら立たれたり、嫌がられたりするのではないかと不安を抱くことが多い。重要なのは、子どもが年老いた親の自主性を尊重しつつ、対等な立場でコミュニケーションを取ることだ」としている。











