中国メディアの環球時報によると、米ニューヨーク・タイムズはこのほど、中国の親たちは子どもの宿題の付き添いを人工知能(AI)に「外注」しているとする記事を掲載した。

記事によると、中国の親たちは、インタラクティブな学習ゲームを作ったり、AIチャットボットを使って子どもの宿題を添削したり、AI搭載ガジェットを使って言葉の壁を乗り越えたりしている。一方、米国では子どものAI使用について懸念する声が多く聞かれる。こうした文化的差異はデータによって裏付けられていて、KPMGが2025年に実施した世界規模の調査によると、中国人の90%超がAI技術に楽観的であると回答したのに対し、米国ではその割合が50%強にとどまった。

記事は、中国について、AIへの熱狂が教育テクノロジー市場を急拡大させ、その規模は430億ドル(約6兆7510億円)を超えると推計されると紹介。誇大宣伝も珍しくないが、中にはAIが救いとなっている家庭もあり、AIは完璧ではないものの、親が子どもの勉強に付き添う負担を減らしてくれると伝えた。

そして、その例として、10歳の娘と勉強のことでよくけんかになっていた湖南省に住む専業主婦リー・リンユンさんのケースを紹介。宿題の付き添いをAIチャットボットに「委託」した結果、英語の家庭教師を雇う必要がなくなり、娘の成績も上がり、娘との関係改善にも役立ったと伝えた。

また、マーケティングの仕事にAIチャットボットを活用している深セン市のイン・シンユーさん(37)が、AIチャットボットが6歳の娘にも役立つのではないかと思い、DeepSeek(ディープシーク)に代わりにコードを書いてもらって娘のためにインタラクティブな英単語ゲームを開発したことも紹介。インさんは他のモデルもいろいろ試していて、娘の成長に伴いAIツールをさらに活用するよう促していく予定で、「娘には幼い頃からそれに慣れてもらいたい」と話していると伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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