中国メディアの潮新聞は5日、日本に滞在する中国人留学生が「ぶつかり族」の被害を告白したと報じた。
「ぶつかり族」とは街や駅などの人混みで通行人に故意にぶつかる人を指す。
記事によると、日本に留学中の梁(リアン)さんは過去に2度被害に遭ったことがあると明かし、「一般的に中年男性が多く、人が多い駅のホームなどに現れる。例えば山手線では、渋谷駅、新宿駅、池袋駅などが利用客が多い。故意にぶつかった後はすぐ人混みに紛れ込んでしまい、見つけられなくなる」と説明した。
梁さんが初めてぶつかられたのは、東京に来てまだ3~4カ月のころだった。土地勘がなく、池袋駅でスマートフォンの地図を見ながら経路を調べていたところ、突然、正面からぶつかられてスマホを落とした。梁さんは「振り返ったらもう消えていた。その時はとても腹が立った」と語った。
その後、日本には通行人に故意にぶつかる人が以前から存在することを知った。「歩くことに集中していない人、スマホを見ている人、誰かと話している女性などを見つけると、わざとぶつかってくる。力はかなり強く、女性だと立っていられないこともある」と梁さん。
それから街なかで警戒するようになったといい、「2回目の時はわざとスマホを見ているふりをした。
2024年に日本を訪れた時に被害に遭ったという牙牙(ヤーヤー)さんは、「中年男性は、私が背が低いのを見て、弱そうだと思ったんでしょう」と回想。池袋でぶつかられた後、トラブルとなり、相手に髪の毛をつかまれたものの、牙牙さんは習っていたテコンドーで相手に反撃。その後、周囲の人に引き離されて警察に連れて行こうとしたが、相手がその場から逃げてしまったという。
大阪で貿易商を営む暘(ヤン)さんは、「ぶつかり族」の特徴について「一つは、一部の中年男性がスマホばかり見ていたり注意散漫だったりする人に不満を抱いているものの、正面から文句を言えずに歪んだ報復心理を抱くため。もう一つは、職場でストレスがたまり、このような方法で発散している」との見方を示した。
暘さんは「犯人は捕まれば起訴され、刑罰を受ける可能性が高いが、犯行の証拠を集めるのは難しい」とし、遭遇してもなるべく過激な身体的接触は行わない方がいいと勧めている。
また、梁さんは「『ぶつかり族』は主に注意力が散漫な女性、子ども、高齢者、外国人観光客など、反撃しなさそうな人を狙う」とし、人の多い場所ではスマホを見ながら歩かないようにと注意を呼び掛けた。(翻訳・編集/北田)











