台湾メディアの三立新聞網は8日付で、東京で開催中のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を観戦した台湾人のある行動が日本人に高く評価されており、そのことが台湾のネットユーザーの間で大きな話題になっていると紹介する記事を発表した。日本人が評価したのは、試合終了後に、周囲に散らばったごみを自主的に拾い集める台湾人の姿だった。

ある台湾人女性ユーザーはSNSへの投稿で、日本人の友人と野球の試合についてやりとりした際に、台湾の野球ファンが(WBCの)試合終了後にすぐには退場せず、自らの座席周辺のごみをきちんと片付ける映像が日本で大量に拡散されていると教えてもらったと紹介した。

その日本人の友人はさらに、「多くの日本人が台湾に対してもともと好感を持っていたが、ファンが自発的に環境を維持する心温まる光景を目の当たりにして、その小さな行動によって、台湾人への尊敬と親愛感がさらに強まった」と強調したという。

この投稿はすぐに、1万人を超えるネットユーザーによる熱い議論を引き起こし、多くの台湾人ネットユーザーが賛同のコメントを寄せた。「台湾人が大型イベントに参加すれば通常、習慣としてそばにあるごみを片づけたり座席を元に戻すことをしている」といった指摘もあり、台湾人のこのような行為は「内蔵された遺伝子」と冗談めかして投稿するユーザーも現れた。明言してはいないが「台湾人はもともと日本人に公共精神をたたき込まれたのだから、その通りに振るまえば日本人は高く評価するのだ」というニュアンスを感じ取れる書き方だ。

台湾ではこのほか、日本人が撮影した短い動画を転載するネットユーザーも出現した。映像の中では、台湾チームと同じ野球帽をかぶったファンの一人が、自分の持ち物を持ち去るだけでなく、地面に落ちていた飲料カップをあわせて拾い上げていた。動画を撮影して最初に投稿した日本人は深く感動した様子で「これが私が台湾人を愛する理由だ」と表明したという。(翻訳・編集/如月隼人)

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