第14期全国人民代表大会(全人代)第4回会議が5日に開幕し、国務院の李強総理が政府活動報告を行った。第15次五カ年計画(2026~30年)のスタートの年に当たり、同報告は一連の重要な数字を通して、中国の質の高い発展を巡る今年度の座標を描き出した。

経済成長率4.5~5%

今年の中国経済成長率目標は4.5~5%と設定され、「実際の取り組みにおいてよりよい結果を目指す」とされた。政府活動報告によると、経済成長率目標は2035年までの長期目標と全体的にリンクし、中国経済の長期的成長のポテンシャルとも基本的に合致しており、この目標の実現には有利な条件が備わっている。各地域は実際の状況に合わせ、着実な活動を通じて良い結果を目指す必要がある。

都市部調査失業率約5.5%、都市部新規就業者数1200万人以上

政府活動報告によると、都市部調査失業率約5.5%という数字には、雇用の総量と構造的な圧力が大きい状況の中で、雇用優先という政策の方向性を堅持しつつ雇用安定の取り組みを強化するという要求が体現されている。

消費者物価指数の上昇幅約2%

このところ、中国の物価は低水準で推移する状況が続いている。政府活動報告は、消費者物価指数(CPI)上昇幅約2%は、期待感の誘導と現実的な可能性を考慮したもので、今後は全体的な需給関係の改善を通じて、総合的な物価水準のマイナスからプラスへの転換、消費価格の合理的で安定的な回復・上昇を推進し、経済の良好な循環を促進していくとした。

食糧生産量約7億トン

中国は2025年、食糧生産量が引き続き7億トン以上で安定し、増産・豊作を実現した。今年も「高い標準」の目標を設定。政府活動報告は、少しも手を緩めることなく食糧生産を着実に行うという要求を示した。

単位GDP当たりの二酸化炭素(CO2)排出量約3.8%削減

政府活動報告は、これは経済・社会の発展、グリーントランスフォーメーション(GX)・低炭素化モデル転換と国家エネルギー安全保障など種々の需要を総合的に考慮した数字で、2030年までのCO2排出量ピークアウト目標の秩序ある実現にとってプラスであるとした。

赤字率約4%

中国は今年、より積極的な財政政策を引き続き実施していく。政府活動報告は、今年の赤字率を約4%、赤字の規模を前年比2300億元増の5兆8900億元と設定した。

中央政府予算内の投資額を7550億元と設定

有効な投資の持つポテンシャルを十分に発掘し発揮させるため、中国は今年、中央政府予算内の投資額として7550億元を設定し、8000億元の超長期特別国債で集めた資金を「両重」建設(国家重要戦略の実施・重点分野の安全能力建設)に当てる計画だ。政府活動報告は、民間投資を促進する政策措置を実施し、民間企業が重要プロジェクト建設に参与するための長期的メカニズムを整備し、民間投資がハイテク・現代サービス業など新たな競争分野の開拓発展に向かうよう導き、民間投資の活力を効果的に喚起することを打ち出した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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