中国メディアの環球時報などによると、中国国家コンピューターネットワーク緊急対応技術チーム/調整センター(CNCERT/CC)は10日、オープンソースの人工知能(AI)アシスタント「OpenClaw(オープンクロー)」の国内普及が急速に進んでいることを受け、その安全な使用に関するリスク警告を発出した。

オーストリア人のピーター・スタインバーガー氏が開発したオープンクローは、大規模言語モデルがコンピューターを自律的に操作し、ファイルの制御やコマンドの実行、メッセージアプリを介したやり取りを可能にするよう設計されている。

CNCERT/CCは関係組織と個人ユーザーに対し、オープンクローの導入・使用時にネットワーク制御を強化し、認証情報管理を充実させ、プラグインソースを厳密に管理し、パッチとセキュリティアップデートを継続的に監視するよう勧告した。

中国、普及が急速に進む「オープンクロー」めぐり2度目の警告発出―中国メディア

中国ではオープンクローのダウンロード数と利用数が急増しており、騰訊(テンセント)や字節跳動(バイトダンス)など国内大手クラウドプラットフォームが導入してサービスを提供している。

中国、普及が急速に進む「オープンクロー」めぐり2度目の警告発出―中国メディア

オープンクローは、自然言語による指示に基づいてコンピューターを直接操作し、タスクを実行する。「自律的なタスク実行」を可能にするため、アプリケーションには、ローカルファイルシステムへのアクセスや環境変数の読み取り、外部サービスのアプリケーションプログラミングインターフェース(API)の呼び出し、拡張機能のインストールなど比較的高いシステム権限が付与される。

オープンクローをめぐっては、数日前にも中国工業情報化部(MIIT)が情報漏えいやサイバー攻撃の重大リスクがあるとして警告を発出していた。(翻訳・編集/柳川)

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