中国メディアの環球時報によると、米ニュースサイトのSlashGearはこのほど、「中国が一部の道路に歩行者用減速帯を設置した理由」とする記事を掲載した。

減速帯とは、走行する車にスピードを落とさせるために道路上を横切るように設置されたかまぼこ型の隆起物のこと。

記事によると、中国は減速帯の概念を根底から覆し、歩行者を減速させるためにそれを非常に珍しい場所に設置し、インターネット上で話題となった。

「中国大運河」の一部として世界文化遺産に登録されている京杭大運河沿いの台児荘古城(山東省棗荘市)の当局者は、押し寄せる何千人もの観光客が、大運河の壮大さに驚嘆するよりも、スマートフォンにくぎ付けになっていることに気づいた。そこで、主要な観光スポットに続く歩道に、50個以上の黒と黄色のゴム製の隆起物を設置したところ、その道はすぐに「洗濯板の道」として知られるようになった。大運河は北京と杭州を結ぶ世界最長かつ最古級の人工水路で、当局が歩行者用減速帯を設置することで期待していたのは、観光客が歩行速度を緩めて周囲の歴史的建造物を含む大運河の壮大な景色に目を留めるようになることだ。

中国が観光地の歩道に歩行者用減速帯を設置した理由―米メディア

興味深いことに、インターネット上の写真を見ると、歩行者用減速帯は歩道全体を占有しているわけではなく、両側数フィートが空いていることが分かる。歩行者用減速帯は、現場の担当者が膨大な数の観光客を管理するのに役立つだけでなく、国によって保護されている観光地で人々が秩序と敬意を保てるようにするのにも役立っている。(翻訳・編集/柳川)

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