2026年3月19日、環球時報は、中国の鉄道網のさらなる発展が国内観光の在り方を根本から変容させ、地方への誘客を強力に促しているという英字メディアの記事を紹介した。

記事が紹介したのは、旅行専門の英語ウェブメディア「The Traveler」の14日付文章。

記事によると文章はまず、今年に入り中国の鉄道網における旅客輸送量が過去最高を記録しており、この歴史的な躍進が国家的な観光業の復興において、極めて重要な役割を果たしていると伝えた。

また、2023年から25年にかけての観光需要の増大が高速鉄道の普及と密接に関連しているとも分析し、週末や祝日の移動において鉄道が決定的な役割を担い、数百万の都市住民が短時間でリゾート地へアクセス可能になったと評した。

さらに、行政や業界が中小都市や「隠れた名所」を結ぶ新たな観光ルートを戦略的に推進していることにも触れ、ショートトリップの新たなモデルが確立されつつあるとした。

このほか、安徽省の池州と黄山を結ぶ池黄高速鉄道の開通により、世界遺産へのアクセスが刷新された事例にも言及し、こうしたインフラ整備が国内外の観光客の動態を劇的に変化させ、伝統的な村落への所要時間を大幅に短縮したと伝えた。

文章は、今年以降も中国の鉄道が小都市に向けてネットワークを拡大し続け、旅行者の目的地がさらに多様化するとの見通しを提示。移動時間の短縮により、大都市集中型から地方の文化や自然を体験するスタイルへ移行が進むとの見方を示した。

そして最後に、中国の鉄道システムがもはや単なる交通手段ではなく、国の自然や文化、地域的な多様性を体験する方法を根本から再構築する「中核的な推進力」になっていると結んだ。(編集・翻訳/川尻)

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