仏RFIの中国語版サイトは22日、「台湾国防部によると、遅延していたF-16V戦闘機の納入が今年開始される」とする記事を掲載した。

記事がロイター通信や台湾メディアの中央社の報道として伝えたところによると、中国からの軍事的脅威の高まりに直面している台湾は、最も重要な国際的な支援国であり武器供給国である米国に発注した武器の納入が度々遅れていると不満を述べている。

米国は2019年、ロッキード・マーティン社製のF-16戦闘機を台湾に80億ドル(約1兆2720億円)で売却することを承認した。この取引が成立すれば、台湾のF-16保有数は200機を超えることになるが、ソフトウエアの問題などにより頓挫している。

台湾国防部は21日夜、同部の徐斯倹(Hsu Szu-chien)副部長が田忠儀(Tien Chung-yi)空軍副参謀長や兪大㵢(Alexander Yui)駐米代表らと16日にサウスカロライナ州にあるロッキード・マーティンのF-16V組み立てラインを訪問し、1機目を視察したと発表した。同部は、納入は26年に開始されると述べたが、詳細については明らかにしなかった。

ロッキード・マーティンは声明で、残りの戦闘機を組み立てるために数百人を配置しており、「部品供給と人員のどちらにもボトルネックはなく、生産は2交代制でフル稼働している」と述べた。また「台湾の安全保障目標を支援するため、高度な抑止力を提供することに尽力する。納入を可能な限り加速させるため、米国政府と緊密に連携して取り組んでいる」とも述べた。

台湾国防部「遅延していたF-16V戦闘機の納入が今年開始」―仏メディア

台湾国防部は、F-16Vについて、台湾向けに特別に設計された新型機であるため、システムの微調整に継続的な試験飛行が必要で、試験は慎重に実施されなければならないと説明した。航空機の納入を加速させるため、既存の安全保障協力メカニズムを通じて米国との協力を継続するという。

台湾は、旧型のF-16A/B戦闘機141機をF-16Vに改修し、さらに66機の新型F-16Vを発注した。新型F-16Vは、高度なアビオニクスや武器、レーダーシステムを備え、ステルス戦闘機J-20を含む中国空軍に対抗する能力を強化している。

台湾国防部は22日、徐副部長が米国で行われた発注済みのMQ-9Bスカイガーディアン無人機4機のうち2機の納入式にも出席したと発表した。

残りの2機は27年に納入される予定だ。ジェネラル・アトミックス社製のMQ-9シリーズ無人機は、イスラエル軍のガザ地区における作戦を含め実戦で広く使用されている。(翻訳・編集/柳川)

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