河北省廊坊市にある中国古典の名作「紅楼夢」がテーマの演劇テーマパーク「只有紅楼夢・戯劇幻城(Unique Dream of Red Mansion)」。このテーマパークに遊びに行ったという北京の旅行系ブロガーが最近、中国のソーシャルコマースプラットフォーム「小紅書」に「もっと早く来ればよかった。
2023年7月に正式にオープンした「戯劇幻城」は、その独特の魅力で、来場者を魅了している。「戯劇幻城」の運営責任者の兪楓(ユー・フォン)氏は、「『紅楼夢』にインスピレーションを得た21の没入型上演と108の情景空間を用意しており、さまざまな年齢層の来場者が共感を覚えることができるようになっている。北京・天津・河北の文化アートの新たなランドマークを構築した」と説明した。
「戯劇幻城」に入ると、まず異なるムードを漂わせる中国式の楼閣が目に飛び込んでくる。それはまるでタイムスリップできる扉のようで、そこから入ると、ファンタスティックな「紅楼夢の世界」へと足を踏み入れることができる。
微信(WeChat)のミニプログラム「戯劇幻城」では、21の上演の時間と場所を確認できる。「有還無」「真亦假」「読者劇場」が3大メイン劇場となっている。
「有還無」では、「紅楼夢」の作者・曹雪芹(ツァオ・シュエチン)とヒロインの「金陵十二釵」がステージに登場し、「紅楼夢」について語り合ったり、登場人物の運命について解説したりする。「真亦假」では、舞台裏に入り、役者のメイクルームや道具ルームなどを見学し、登場人物や背後の物語などに対する理解を深めることができる。「読者劇場」では、読者の視点で、「紅楼夢」の登場人物と対話することができる。
ある来場者は、「『有還無』で、曹雪芹とヒロインの薛宝釵が時空を超えて対話する。そして、シーンが変わり、赤い椅子に座って、林黛玉と交流することができる。公演を見るだけでなく、自分も役者となってその世界に溶け込むことができ、最高の気分」と話していた。天津から来たという女性は、「戯劇幻城」に来るのは2回目といい、「朝から晩まで写真を撮影しているが時間が足りない。私が一番好きなのは、雰囲気の異なる鮮やかな赤の扉で、時間によって、白い壁を照らす光や陰の角度が異なる。そして、伝統的な要素と近代的な要素がコラボし、漢服を着て撮影したり、シルエットを撮影したりするのにぴったり」と話していた。また、あちこちで販売されている「赤い椅子」をモチーフにした文化クリエーティブグッズが人気となっており、来場者が思い出に購入していた。
中国芸術研究院紅楼夢研究所の副研究員である中国紅楼夢学会の何衛国(ホー・ウェイグオ)秘書長は、「『紅楼夢』は文化事業建設と文化産業発展の原動力の一つとなっている。新型の紅楼文化景観である『戯劇幻城』を通して、『紅楼夢』がさらに広範囲に発信されるようになっていることに疑いの余地はなく、『紅楼夢』文化IPの開発と利用に新たなアプローチを提供している」との見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)











