2026年3月23日、中国の経済メディア・財聯社は、中国の電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車(XPeng)が完全自動運転の商業化の実現を早めるため、研究開発や運用などを含む一連の業務を調整する自動運転タクシー(ロボタクシー)事業部を設立したことを伝えた。
記事によると、自動運転タクシー事業部は小鵬汽車社内の独立部門として設立され、袁婷婷(ユエン・ティンティン)氏が事業部の責任者に就任し、製品チームとプロジェクト統合チームという二つの下位部門で構成される組織となる。
小鵬汽車が開発した第2世代VLA(ビジュアル-言語-アクション)モデルのSUV「シャオペンGX」モデルの自動運転タクシーは、すでに広州で認可を得て、レベル4(L4)の公道テストを実施している。さらに同社は今年3種類のモデルの自動運転タクシーをリリースするほか、自動運転タクシー向けのソフトウェア開発キット(SDK)を開放し、地図サービス大手の高徳などのパートナー企業と連携し、事業成長を加速する計画だという。
記事は「商業化の実現について、何小鵬(ホー・シャオポン)董事長兼最高経営責任者(CEO)は以前、28年後半に自動運転タクシーの乗車営業のテスト運営を開始し、技術的可能性やユーザーの許容度、ビジネスモデルの全方位的な検証を行うと発表している。また、来年初めに無人運転を実現した後、システム全体を開放し、より多くのパートナーとつながることで各地でさまざまな無人運転関連のサービスを提供したいとも述べている」と説明した。
中国の自動運転タクシー市場は、自動運転技術開発企業、配車プラットフォーム、OEMメーカーの三業態による三つどもえの競争状態に入っており、その中でも自動運転開発企業のポニー・エーアイ(小馬智行)は深センでの今年の受注総額が昨年分を上回った。文遠知行(WeRide)は吉利汽車(Geely)と協力し、広州、北京、アブダビ(UAE)で自動運転の実績がある「GXR」モデルのアップグレード版を2000台納入する予定だという。
ゴールドマン・サックスのレポートによると、中国の自動運転タクシー市場の規模は35年までに470億ドル(約7兆4600億円)に達し、25年の700倍近くまで拡大するという。(翻訳・編集/原邦之)











