2026年3月27日、中国メディアの環球時報はオーストラリア人ジャーナリストが中国四川省成都市での生活を通じて人生観を劇的に変化させたエピソードを報じた。
記事は、オーストラリアのシドニー・モーニング・ヘラルド紙に掲載されたブライアン・ジョンストン氏の寄稿を紹介。
記事によると、中国語が話せず中華料理も未経験で、英語の指導経験も皆無なまま四川省成都市の四川大学の教員となり、宿舎に入った当時の同氏が、自身の決断の重さに直面しつつも、そこから始まる未知の生活に大きな衝撃を受けたという。
また、成都での3年間の滞在が同氏にとって「人生の大学」となったとのことで、中国文化の愛好家となり世界を見る新たな視点を得た同氏は、現地の学生たちと深い友情を築き、毎日が挑戦の連続である知的な冒険を楽しんだという。
同氏はさらに当時の成都について、理髪店が夜に火鍋店へ変わる独特な活気や、文殊院の精進料理店や望江楼公園の茶館で、好奇心旺盛な地元の人々に囲まれながらふた付きの茶碗で茶を飲んだ牧歌的な風景をつづった。
記事は、目覚ましい発展を遂げる中国において、大切な思い出の場所が摩天楼やショッピングセンターに塗り替えられていることを恐れ、同氏が長年にわたり成都への再訪を避けていた心理的な葛藤も紹介した。
その上で、旧友の誘いで再訪を決意した同氏が、近代化した街並みの中で変わらぬ姿を保つ四川大学のキャンパスを見て涙したほか、かつて住んでいた宿舎の塗装の剥げた黄色いドアとの再会に、同氏が言葉にできないほどの深い感動を覚えたことを伝えた。
そして最後に、現在の成都が広大な新市街や地下鉄を備えつつも、古風な公園や茶館の魅力を失っていないと同氏が評価したことに言及。スパイシーな四川料理の刺激や茶器の触れ合う音といった五感に訴える伝統的精神が同氏を再び成都のとりこにさせていると結んだ。(編集・翻訳/川尻)











