中国民用航空局は3月末から、2026年夏秋期航空ダイヤによる運航を開始した。国内外の航空会社222社が毎週12万1000便の旅客・貨物便を計画。

前年同期とほぼ同水準だ。一方で6年ぶりに運航を再開したばかりの北京北朝鮮の平壌‌を結ぶ直行便は新規予約の受付を停止した。

中国網によると、新ダイヤの路線網構造は最適化が続き、民用航空局運輸局の責任者は「新ダイヤでは、ハブ空港間の基幹路線が国内航空輸送市場を支えるコアフレームとなっている。一部の中小都市間の低密度直航路線が最適化・調整され、地域ハブと周辺中小空港間の連携能力が一層向上している」と説明。「季節的な観光路線は基幹路線網の重要な構成部分となっている。航空・文化・観光消費が連携し、市場の新たな潜在力を引き出し、成長の新たな空間を育んでいる」と述べた。

国際市場では新ダイヤの便数が着実に増加し、航空会社191社が毎週2万1047便の国際便を予定。国際便数は前年同期比1.8%増で、路線網の整備がさらに進んだ。中国は新ダイヤの通航国にキプロスを追加。旅客便では前年同期比1.2%増の83カ国と通航し、貨物便では同3.7%増の55カ国と通航する。

中国国際航空ビジネス委員会の崔紅強副主任は「26年夏秋期航空ダイヤで中国とカナダ、ケニアなど52カ国間の旅客便数は前年同期を上回り、各大陸との旅客・貨物便数が全面的に増加している」と言及。「新興市場の路線が一層拡大されている。

中国と『一帯一路』(中国主導のシルクロード経済圏構想)の共同建設国間の路線において、中国航空会社の便数の割合は前年同期比31.4%増の74.7%に達し、国際市場の成長の見どころとなっている」とした。

さらに新ダイヤでは中国と韓国、米国、マレーシアなど16の主要インバウンド客国との国際旅客便数は前年同期比13.3%増。ウランバートル―北京など16の厳選インバウンド路線の旅客便数は同17.1%増えた。

その一方でロイター通信によると、中国国際航空は3月30日、北京・平壌‌便の運航を再開したが、早くも新規予約の受付を停止した。韓⁠国・聯合ニュースによると、30日の便の乗客は10人程度にとどまった。

北朝鮮で営業を展開する旅行会社ヤング・パイオニア・ツアーズのローワン・ビアード氏は「新規予約の受付は停止され、今後の運航は確認されていない」と明言。「観光業が皆無の現状では週1便の運航でも満席にするのはなおさら困難だ」と語った。

ビアー⁠ド氏はイラン戦争に伴う燃料費高騰も運航停止の一因の可能性があるとも指摘。ロイター通信が中国国際航空のウェブサイトを検索したところ、今後の北京・平壌便は確認できなかったという。(編集/日向)

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