北京市内にある首都医科大学宣武病院は3月31日、インテリジェント脳・マシンインターフェース(BMI)システムの「北脳1号」のGCP(医療機器臨床試験品質管理規範)に準拠した初の多施設共同臨床試験の植込み手術を実施しました。この手術の成果として、被験者の手の運動機能が徐々に回復することが期待されています。

世界的にも注目を集める「北脳1号」は今回の手術により、規範化された大規模な検証的臨床試験の新段階へと進むことになりました。第1陣としては計36人の患者に対する実施が予定されています。

3月31日に手術を受けた被験者は、頸髄損傷により長年にわたり四肢麻痺を患っていた男性で、術前には上肢で口に触れることしかできず、握るなどの細かな動作はできませんでした。被験者は約4時間に及ぶ手術を受けてBMIによるリハビリ訓練および機能再建の段階に入りました。手の運動機能の段階的な回復が見込まれています。

「北脳1号」システムは中国の研究チームが独自開発したもので、電極、信号処理、デコードアルゴリズム、外部制御といった主要技術を網羅しています。このシステムは高品質な脳波信号の取得を確保しつつ、体内植込み後の免疫反応や組織損傷リスクを大幅に低減しました。

過去1年間で、「北脳1号」はすでに7例の患者に植込み手術を実施しており、装置が人体内で安全に稼働した累計時間は4万5000時間を超え、重篤な有害事象(SAE)は1度も報告されていません。(提供/CGTN Japanese)

編集部おすすめ