中国メディアの参考消息は7日、「中国の博物館がイランの古代の至宝にとって安全な避難所になっている」とする香港メディア、サウスチャイナ・モーニング・ポストの記事を紹介した。
記事はまず、「きらめく花柄のガラス製品から、鮮やかな色彩で精巧なデザインのペルシャじゅうたんに至るまで、米国とイスラエルが仕掛けた戦争による被害を免れたイランの工芸品が、中国北部の博物館を訪れる人々を魅了している」とし、「昨年12月から内モンゴル博物館に展示されているこれらの文化財は、中東紛争の勃発以来、注目度がさらに高まり、中国で静かに花開いてきた文化交流を際立たせている」と伝えた。
そして、「イランメディアによると、テヘランにある世界遺産のゴレスタン宮殿は米国とイスラエルによる空爆で損傷したとされ、最も脆弱な世界遺産の避難場所としての中国の役割がますます明らかになっている」と伝えた。
記事によると、かつてシルクロード沿いの交易と文化交流の中心地であった古代ペルシャの芸術と文化を紹介するこの展覧会では、イランの五つの博物館の所蔵品計151点が展示されている。中国のSNS上では「ゴレスタン宮殿が損傷した今、このような展覧会は得難い機会だ」とし見学を勧める人もいた。イランの文化遺産当局は3月30日、米国とイスラエルによる攻撃でイラン国内の130余りの史跡が被害を受けたと発表した。中国外交部は同31日、イラン戦争での文化遺産の損壊を防ぐ行動を起こすよう促した。
記事は、2024年初頭に北京の故宮博物院が、制裁措置のため欧米ではめったに見ることのできないイランとサウジアラビアの文化遺産数百点を展示したことに触れた上で、こうした展覧会の重要な教育的価値と世界的な文化財保存活動への貢献について指摘する紹興大学中国・中東センター所長の范鴻達(ファン・ホンダー)氏の話として「中東に対する世界的な認識は、主にメディアの報道によって形成されたものだ。メディアは紛争や戦争に焦点を当てがちなため、一般の人々の中東地域に対する理解は不完全なものとなっている」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)











