インターネットニュースの記者をしているとよくわかるが、ネットで調べても答えに辿り着かないことは意外と多い。例えばドミノピザが一部店舗で実施している『すぐピザ』もその1つだ。


つい先日、たまたま通りがかったドミノピザの前で『すぐピザ』の文字を発見した私は、すぐさまネットで検索。……が、結局のところ答えには辿り着かなかった。すぐピザ……お前はいったい何なんだ?

・テスト中?
おそらくではあるが、ネットで『すぐピザ』の概要がヒットしない理由は2つ。1つは「店舗独自のサービスである場合」で、もう1つが「限られた店舗のみで実施されているサービスだから」である。

後者には「テストケース」なども含まれるが、いずれにせよネット検索で答えに辿り着かないことは事実。ならば実際に利用してみるのが最も手っ取り早い。


というわけで『すぐピザ』を実施している「ドミノピザ 茅場町店」に到着。繰り返しになるが、全ての店舗で開催しているサービスではないことはご理解いただきたい。

・ランチタイムのみ
さて、まず判明したのは『すぐピザ』は「平日の11時45分~13時」の限定サービスだということ。要するに『すぐピザ』はランチタイムに特化したタイムサービスであるようだ。

お次にピザは「SSサイズのピザ(500円)」「SSサイズのピザ + からあげポテト(690円)」「Sサイズのピザ(690円)」の3種類が販売されていた。

その内容は日替わりで「月曜日はドミノデラックス」「火曜日はマヨじゃが」などとローテーションしているもよう。
サイズ等は上述の通り、3パターンでの販売だ。

ただし、この日は金曜日で本来なら「マルゲリータ」だったにもかかわらず「ドミノデラックス」も販売されていた。こちらに関しては「決定ではなく手探り中」という感じなのだろう。

・すぐピザの正体
そしてここが『すぐピザ』の最も重要なポイント! すぐピザは注文から焼き上げるのではなく「焼いたピザ」を販売していることが最大の特徴だ。キャッチフレーズの「待ち時間0分」とは、そのことを指しているらしい。

つまり『すぐピザ』は「平日のランチタイムに注文無しで買えるドミノピザ」というワケ。
デリバリーでもなく注文から取りに行くでもなく「直接店舗で出来合いのピザを買うシステム」であった。

ちなみにSSサイズのピザはホームページに料金の記載が無いのでわかりかねるが、Sサイズの「ドミノデラックス」は定価が1240円。つまり持ち帰り半額を利用するなら、注文した方が安い計算になる。

とはいえ、注文無しで店舗に立ち寄りサッと購入できるメリットもあるハズ。どちらもボリューム的には満足できる内容で、680円ならかなりアリな内容ではないだろうか? 価格的にはコンビニとも戦える。

加えてピザもホカホカだったことを付け加えておく。
これに関してはタイミングもあるだろうが、少なくとも私が購入したピザは温かい状態をキープしていた。熱々でもなかったけれど。

とにもかくにも、現在一部のドミノピザでは『すぐピザ』を実施中だ。この流れが拡大するのか、それともテスト販売で終わってしまうのかはわからない。個人的にはアリだと感じたが、今後の動きを見守るとしよう。

参考リンク:ドミノピザ
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.

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