
ーアルバム『シャイン・ア・ライト』にはエモーショナルなロックもあれば、ポップスもあり、R&Bもあり、あなたの40年のキャリアを包括する印象です。アルバムには明確なテーマがあったのですか?
明確なテーマがあったわけじゃないけれど、「シャイン・ア・ライト」のような前向きな歌が世の中に必要だって強く思うんだ。この曲のアイデアが生まれたのは、僕の両親ふたりが入院している時期だった。幸いにも母親は健在だが、父親は亡くなった。何か形にして、ふたりを前向きに送り出せるようにしたかったんだ。
ー前作『ゲット・アップ』を引っさげたワールド・ツアーは大盛況、2017年1月のジャパン・ツアーには「ブライアンの来日公演史上No.1」の呼び声も高かったです。前作や、あのワールド・ツアーが新作に与えた影響とは?
そうだね、前作が歓迎されたとすれば嬉しいし、実際そうだった。だけど僕が作るアルバムはどれも、あくまでも何年かのスパンの間に生み出せた最高の曲を集めたもの。今年もまたスタジオに入って、別のアルバムをレコーディングする予定だよ。今から楽しみにしてるんだ。