両日チケットが完売となり、2日間で約5400人を動員した本公演には、Mr.Childrenの櫻井和寿、エレファントカシマシの宮本浩次、Salyu、青葉市子らが出演。小林武史(Key)をはじめ、名越由貴夫(G)、TOKIE(B)、椎野恭一(Dr)、四家卯大(Cello)、沖祥子(Violin)らがバンド・メンバーとして参加したことでも話題に。また、現代アーティストである中⼭晃子の即興ペインティングと歌詞を映し出す演出によって、それぞれのアーティストの世界と「詩」の持つエネルギーに観客が引き込まれた。

「転がる、詩」の模様(Photo by NAKANO Yukihide)
「RAF2019」の実行委員である小林武史からのコメントは以下。
「Reborn-Art Festival 2019」の準備は、「アート」も「食」も「音楽」もこの8月3日(土)の開幕に向けて進めてきました。
その先陣を切る形で、2日間の「転がる、詩」オープニングライブが終了しました。
この石巻という場所でやるために、言葉に寄り添って視覚で音楽を感じてもらえるように作り上げたライブでしたが、会場の皆さんの熱気とともに、その臨場感が演出のすべてとなりました。まさに、「RAF2019」のテーマである「いのちのてざわり」が満ち溢れていたライブでした。
タイトル「転がる、詩」は、バンド Rolling Stones「転がる、石」にかけていることをステージで櫻井くんも言っていましたが、願っていたとおり、想いはここにとどまらずに9月29日まで行われる「RAF2019」にずっとつながっていく、まさにそういう始まりのライブになったと思っています。