「ジョン・ルイスは優れたリーダーであり、誠実さと勇気を抱きながらアメリカの公民権運動家として闘った人物」と、米公民権運動の象徴的人物である故ジョン・ルイス下院議員についてポール・マッカートニーは語った。

ポール・マッカートニーをはじめとする多くのアーティストが米現地時間7月17日に80歳でこの世を去ったジョン・ルイス下院議員に追悼の意を表した。


「公民権運動のレジェンドであるジョン・ルイスが昨日亡くなったと知り、とても悲しい気持ちだ」とマッカートニーは18日にTwitterにメッセージを投稿した。「ジョン・ルイスは優れたリーダーであり、誠実さと勇気を抱きながらアメリカの公民権運動家として闘った人物だ。彼の記憶は、私たちの心のなかにいつまでも残るだろう」。

さらにマッカートニーは次のように述べた。「ところで、ルイスやキング牧師といった人々が1960年代に公民権を求めて行進した有名なペタス橋(訳注:米南部アラバマ州セルマを流れるアラバマ川にかかる橋で、1965年にキング牧師らが黒人の投票権行使を求めて州都モントゴメリーまで行進した”セルマの大行進”の舞台)を”ジョン・ルイス橋”に改名するのはどうかな?!!!」

続いてマッカートニーは、妻ナンシー・シェベルとともに「全米黒人地位向上協会(NAACP)を支援することに誇りも持ち、先日NAACPの法的防衛・教育基金に寄付した」と述べた。

Eストリート・バンドのギタリスト、スティーヴ・ヴァン・ザントも故ルイス氏を偲び、エドマンド・ペタス橋の改名を強く求めた。橋の名の由来になっているエドマンド・ペタスは元上院議員であり、一時は白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)の”グランド・ドラゴン”として活動した人物でもある。

「ジョン・ルイスよ、どうか安らかに眠ってくれ。良き友であり、必要なときに力を貸してくれる盟友を失うとは、なんて大きな喪失だろう。彼はまさに唯一無二の存在で、真の英雄——最後の英雄だった。いま、私たちがまさに必要としている人物だ。彼なしでこの混乱を収めるのはかなり難しいだろう。
友よ、安らかな旅立ちを。君に出会えてよかった」。とヴァン・ザントは18日にTwitterに投稿した。

クエストラブ、マライア・キャリー、アイス・キューブ、シンガーソングライターのロザンヌ・キャッシュをはじめとする十数名以上のアーティストもSNSでルイス氏追悼のメッセージを寄せている。

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