2021年には台湾のグラミー賞と称される金曲獎の最優秀バンド賞を受賞。
『QUIT QUIETLY』の制作は2023年に楽曲「Satellite」のレコーディングとともに始まった。2025年2月にバンドは再結集し、新北市板橋区にある彼らのホームベース、MoriSound Studioで4ヶ月間にわたる集中的なセッションを行い、全11曲を制作した。3月には日本へと渡り、Studio Dedeでの5日間の集中合宿を通じて、本格的にレコーディングが進められた。『QUIT QUIETLY』は、Sunset Rollercoasterの過去の作品に比べて、ストーリーテリングに重きを置いている。雰囲気は物語を支えるもので、その逆ではない。各曲は歌詞とサウンドを通して独自の世界観を表現している。多様な声と視点を取り入れたこのアルバムは、普遍的な感覚を提示し、誰もが共感できるところがある作品となっている。
これはボーカルの国国(グオグオ)がミュージシャンとして成長したことに関係している。彼は自分が「バンドマン」であるという感覚が薄れているとコメントしている。「以前はドラム、シンセ、ベースを使った本格的なデモを作っていた。
プロダクション面では、デビューアルバム『BOSSA NOVA』のアプローチに戻り、国国とレコーディングエンジニアのYuchain Wangとの緊密なコラボレーションに基づいて構築された。また今作では長年の海外での活動を通じて知り合ったミュージシャン仲間が貢献している。Oh HyukとAnpuらのゲストボーカル、Leah DouとBulareyaung Dance Companyらのバッキングハーモニー、Owen Wangによるストリングスアレンジ、さらにはnever young beachの安部勇磨から借りた楽器まで、すべてがアルバムに組み込まれている。「このアルバムは愛に満ちている。彼らは僕が人生と音楽を通じて出会った友人たちなんだ。みんながアイデアを共有して、スタジオで過ごし、一緒に創作してくれたんだ」。
<リリース情報>
Sunset Rollercoaster / サンセット・ローラーコースター
『QUIT QUIETLY』
2025年8月8日(金)リリース
https://wmj.lnk.to/SR_QQPu
=収録曲=
1. Wind of Tomorrow / ウィンド・オブ・トゥモロー
2. Humor Tumour / ユーモア・チューマー
3. Believe U / ビリーブ・ユー
4. Mistakes / ミステイクス
5. Charons Gone / カロンズ・ゴーン
6. Piccolo Amore / ピッコロ・アモーレ
7. Grow / グロウ
8. Everything I Have / エブリシング・アイ・ハブ
9. Satellite / サテライト
10. Bluebird / ブルーバード
11. Fading Out / フェイディング・アウト
Official HP: https://www.sunsetrollercoaster.com/